龍と鳳凰がもたらす以外には、考えられないような繁栄を招く「龍鳳呈祥(りゅうほうていしょう)」を表現した願い絵。
「龍鳳呈祥」は、運気向上を願う意味の言葉であり、英知、幸福、長寿の番人とされる「龍」に至福、吉祥、長久を招くとされる「鳳凰」が寄り添うという、中国史におけるめでたい格言です。
風水では、龍と鳳凰は共に幸運を招く吉祥の存在とされ、龍と鳳凰が向かい合う事で陰(鳳凰)と陽(龍)が周囲の氣を安定させ、運気を高め、最高に縁起の良い状態にしてくれると言われています。
願い絵全体に散りばめられた装飾には、宮廷芸能の雅楽や舞楽の演奏に用いられる日本最大の儀式用の鼉太鼓(だだいこ)をモチーフにしました。
この鼉太鼓は、陰陽道(古代の哲学や天文学、自然界との調和など)が 織り込められた計り知れない完成度を持つ太鼓で、三つ巴を龍が囲む太鼓と、二つ巴を鳳凰が囲む太鼓で一対とされます。
この鼉太鼓の要素が、龍と鳳凰のエネルギーを引き出すように配置された願い絵『龍鳳呈祥』には、言霊、形霊に併せて音霊のエネルギーも込められています。
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