このたび、昨年からライブ絵本で上演してきた作品『ハレとアメのきらきらあつめっこ』 が、たくさんの方々からのあたたかい応援により、ついに絵本として完成しました。
この作品は、雨でも晴れでもどんな日だろうが、子どもたちが自分らしいきらきらを見つけていける…。そんな願いを込めてつくった物語です。
イベントや学校、幼稚園などでライブ絵本上演しながら、子どもたちからたくさんの笑顔をもらい「この物語を本というかたちにして、もっと多くの子どもたちに届けたい」という想いが強くなっていきました。
今回の書籍化は、クラウドファンディングなどを通じて実現することができました。
プロジェクトのタイトルは『児童養護施設、遺児、困窮家庭の子どもたちに「心にあかりが灯る絵本」を届けたい!』
この活動に、たくさんの方々の賛同をいただき、あたたかいご支援を寄せてくださいました。
本当にありがとうございます。
完成した絵本は、児童養護施設、遺児、そして困難な状況にある家庭の子どもたちへ、
一般社団法人ハートリボン協会を通じてお届けさせていただきます。
この活動を始めたのは、長男が2才の時。
「この子を幸せにしたい」という想いから会社を辞め、クリエイターとして独立したことがきっかけでした。
それと同時に、子どもたちへ向けた活動も始め、これまで15年にわたり、子どもや親子への活動を続けてきました。
僕がこの絵本に込めたのは、「心のあり方」や「人とのつながり」です。自分の伝えたいメッセージを絵本に込めたわけではありません。
日本人が昔から大事にしてきた人を思いやる感性を、今を生きる子どもたちの感性で受け取ってもらえるよう、物語をデザインしました。
子どもたちが自分の気持ちをデザインできるように。
誰かの気持ちを想像して、やさしさを上手に使えるように。
そして、「自分の中の光」と出会うきっかけになれるように。
そんな願いを、この一冊に込めました。
絵本『ハレとアメのきらきらあつめっこ』 が、ひとりでも多くの子どもたちの「きらきら」を育むきっかけになればと心から願っています。