絵本「かいとう あっというま」が先週発売され、Amazonでは絵本ランキング98位。名作スイミーが30位の中、たくんさんの人のおかげで頑張っくれています。
今回の、フジテレビKIDS be絵本大賞の最終選考委員は、秋元康さん、茂木健一郎さん、武田双雲さんの3名。
それぞれが並外れた感性を持っている方たちに、自分の作品を選んでいただいたことは、大賞受賞以上に嬉しかったです。
今日は絵本「かいとう あっというま」に頂いた、秋元 康さんの選評を掲載します。
【選評】 秋元 康 氏
子どもの頃から不思議に思っていました。楽しい時間はあっというまに過ぎてしまうけれど、
勉強とか嫌なことは、なかなか時間が過ぎないのはなぜだろう。そういう大人になっても、だれもがずっと考えていることをテーマに、ストーリーとしてここまでおもしろく仕上げた塚本(祐彩)さんはすばらしい才能の持ち主だと思います。
「かいとうあっというま」というタイトルも、そして、この絵も構図もすばらしい。
まず、ストーリーや企画を思いついたら、そのストーリーを絵本の規定枚数、あるいは、想定した枚数に割り振りをしなくてはいけないですよね。台割です。さらにそれを、一枚の絵でどのようにストーリーを組み立てていくか。
この映画でいうところのカット割りが非常によくできていました。
今回もいろいろな作品の応募があり、楽しみに全部見ましたが、この作品を読み始めた時点で「大賞作品はこれだな」と思ってしまいました。それくらいクオリティが高くおもしろい作品でした。大好きな作品です。(出典・引用:be絵本大賞)