2025年最初のライブ絵本上演は、創立150周年という節目を迎えた小学校からのご依頼でした。
550人の子どもたちが集まった体育館は、開演と同時に一気に熱気と歓声に包まれ、ステージという枠があいまいになるほどの一体感が生まれました。
「ライブ?」「フェス?」
そんな感想もあがるくらいの盛り上がり。子どもたちの笑顔や叫び声が、そのまま物語の一部になっているような感覚でした。
僕らのライブ絵本は、単なる朗読や映像演出ではありません。物語を通して、観客とステージが混ざり合うような没入感と体験を生み出すことを大切にしています。
あの日、あの瞬間に生まれた子どもたちの声は、そのままライブ絵本PVにも組み込むことを決めました。そのくらいの子どもたちの熱量がそこにはあったのです。
ライブ絵本は、上演のたびに変化していきます。その場にいる子どもたちの反応、空気、表情──
すべてが、その瞬間にしかない“表現”として溶け込んでいく。
今年は、このライブ絵本をもっと多くの方に体験していただけるよう、活動をさらに広げていきます。
心にそっと触れる、そんな灯火のようなライブ絵本を、これからもお届けします。