スピリチュアルや自己啓発を学び、願望実現に向けて日々努力しているのに、なかなか引き寄せられない…。そんな悩みを抱えてはいませんか?
夢や願いを持ち、それを引き寄せるために学び、行動している人は多いことと思います。
しかし、どれだけ努力しても成果が出ないと感じるなら、もしかしたら、あなたの引き寄せを邪魔する「3つの毒」が影響しているのかもしれません。
今回は、3つの毒を手放すことで、願いの引き寄せに一歩近づくカギを、願い絵作家・祐彩(ゆうせい)の視点でお話しさせていただきます。
この3つの毒を理解し、その存在に気づくことが、あなたの運気上昇と引き寄せの加速につながるはずです。
自力×他力、15年間自分をデザインしてあらゆる願いを引き寄せた祐彩(ゆうせい)のプロフィールはこちら
仏教において、人を悩まし迷わせる根本的な3種の煩悩のことを指して、『三毒』といわれます。
正しいとされる心を壊し、誤った方向へ導かれることから「毒」という言い方をします。
この『三毒』は別名『貪瞋癡(とんじんち)』ともいいます。3つの毒が鶏、蛇、豚の動物に例えられて呼ばれる名称なのです。
まず1つ目の毒は「貪(とん)」
これに支配されると「あれが欲しい」「これが欲しい」、欲しいものが手に入っても「次はあっちが欲しい」「もっと欲しい」と、終わりのない欲望が生まれます。
まるで餌をついばむ鶏のように、永遠に欲しがり続けてしまうのです。これはまるで、三尺三寸箸の地獄の世界、六道輪廻の餓鬼道の状態。
この状態に陥ると、何かを犠牲にしてまで成功や成果を求めるようになり、本当の願望実現から遠ざかってしまいます。
願いを引き寄せるためには、あなたが「どんな種類の欲望」に「どれだけ」囚われているかを確認することが大切です。
それに気づくことが、引き起せブロックを取り除く鍵になります。
三毒の2つ目の毒は「瞋(しん)」
これは「許せない」「なぜ自分ではなくアイツが…」といった妬みや怒りに支配された状態です。
この毒は蛇に例えられ、心の中で妬みや怒りを抱えたままでは、引き寄せられるものも引き寄せられなくなってしまいます。
まずはあなたが、怒りや妬みを感じている事に気づくことが、願いを引き寄せる近道になります。
三毒の3つ目の毒は「癡(ち)」
これは「周りがそうだから私もそうする」「それが常識だから仕方ない」など、本当の自分がわからない状態、真実を知ろうとしない無知の状態のことで、怠惰な豚に例えられます。
僕は「自分軸を持っていない状態」と定義しています。
自分の軸がなく、他人や世間の価値観に流されてしまう状態では、「自分らしさ」を見失い、願いを引き寄せ、願望実現する道筋がぼやけてしまいます。
願望実現に向かって行動していても、周りの意見や状況に左右されると、結果として「自分はどうしたいのか」「何が自分にとって大切なのか」がわからなくなります。
まずは、自分の心が揺れる原因に気づき、しっかりとした自分軸を持つことが、願いを引き寄せるには重要です。
スピリチュアルや自己啓発を学び、願望実現に向けて努力しているのに結果が出ない…。
そんな時、あなたの足を引っ張っているのは「欲望」「妬み・怒り」「自分軸のブレ」という三毒かもしれません。
これらは仏教で「貪瞋癡(とんじんち)」といわれ、僕たちの心を毒するものです。
ちなみにこの三毒を剣で切り裂き、火焔で焼き尽くすといわれるのが、八大龍王の倶利伽羅龍王(不動明王)です。
いずれにしてもまずは、この3つの毒が自分の中に存在していることに気づき、少しでも手放していくことが、運気を上げ、願いを引き寄せる大きな一歩となります。
行動や意識の積み重ねと同じくらい、感情のデザインも引き寄せや願望実現には欠かせないステップです。
つまるところ、自分をデザインすることが近道というわけです。
ぜひあなた自身をデザインして、望む未来を引き寄せてくださいね。