「なかなか夢や願いが叶わない」「もうこの夢実現は無理なのではないか…」
あなたが夢を追い続ける中で、ふと弱気になってしまうことはありませんか?
そうなると、一気にモチベーションが下がったり、自信をなくしてしまうこともありますよね。
実は、夢を叶えることにはコツがあります。
それは、「自力」だけで夢を叶えようとするのではなく、「他力」を活用することです。
つまり、100%自分だけの力で夢を叶えようとするのではなく、「自力を50%」、残り「50%は他力」に任せて実現させるのです。
多くのおとぎ話や物語が、そのヒントを子どもの頃から僕たちに教えてくれていますね。
そこで今回は他力を活用するひとつとして、「龍体文字のフトマニ図」というものについて、ライブ絵本作家で灯り絵アーティスト・祐彩(ゆうせい)の視点でお話しさせていただきます。
「龍体文字」は、古代日本で使用されていた神代文字の一つで、約5600年前に古事記に出てくる「ウマシアシカビヒコジ」という神様がつくったという物語があります。
この文字は当時、特別な力を持った巫女が神様と繋がり自動書記で書き下ろし、使う人も使われ方も、特別な場合のみだったようです。
龍体文字は長い間、天皇家の秘宝として、伊勢神宮に保管されていましたが、昭和に入り、伊勢神宮の宝物を本にすることになることで、世の中に広まったといわれます。
この時、天皇は「この神代文字を表に出したのは、世界の人々に日本文化の一つとして公開することで、世界の平和に役立つでしょう」と願われたそうです。
ちなみに、30種ほどのある神代文字の中で、ひときわ強力なエネルギーを持つ文字が龍体文字とされ、ひとつひとつに意味とパワーが宿っているとされます。
僕がこの龍体文字と出会ったのは、不思議なストーリーを通してでした。
友人が僕と電話をした日の夜、彼は龍体文字の夢を見たそうです。そして起きた瞬間、祐彩に伝えなきゃ!と思ったそうです。
その後、友人はたくさんの龍体文字の本を持って僕のところへ来てくれたのです。
龍体文字が持つ力をさらに強化するのが「フトマニ図」という円形の図です。
この図は、宇宙の誕生や生命の根源を象徴する幾何学的なパターンで作られており、その中に秘められた力は、古くから護符やお守りとして使われてきました。
一文字一文字に神様が宿るとされる龍体文字を配置する「フトマニ図」は、神々の座席図としても解釈され、神々のエネルギーを一気に引き寄せ、与えてくれる強力なツールといわれます。
龍体文字のフトマニ図は、伊勢神宮下宮に祀られている豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)が伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)のために授けたもので、ここには「とほかみゑひため」など、特別な祈りの言葉が記されています。
まるで頭の中に映像が流れてくるような、神様たちの物語ですね。
龍体文字のフトマニ図は、古代から受け継がれてきた日本の神秘的な文字と図形であり、太古から人々が願いを引き寄せるために使ってきました。
龍体文字は、それぞれの文字に神聖なエネルギーが宿り、その力を意識して使うことで、心身のバランスを整えたり、自力だけでは到底叶わないような人生を切り拓いてくれるといわれます。
この龍体文字48文字すべてをしかるべき場所に配置した、フトマニ図はまさに、宇宙と自然のエネルギーを凝縮した神聖な図といえるでしょう。
これらを活用することで、日々の中に強力なエネルギーが流れ込み、あなたの中にある光が輝きを取り戻し、夢や願いが引き寄せられるかもしれません。
龍体文字フトマニ図を活用するポイントは、普段からできるだけ目に触れたり意識することといわれています。
そうすることで僕たちは、他力との繋がりを深め、自力だけでは困難な難題を乗り越え、どうしても叶えたい夢や願いを現実にしていけるはずです。