過去の出来事に傷つき、今もなおその痛みを抱えて生きている──
そんな自分を責めたり、前に進めないことに焦りを感じていませんか?
心の奥深くに残るトラウマや不安は、決して簡単に手放せるものではありません。
でも、だからこそ「少しでも楽になりたい」と願う心に、寄り添ってくれる存在があります。
それが、龍体文字『ろ』の持つエネルギーです。
今回は、灯り絵作家でライブ絵本作家・祐彩(ゆうせい)の視点から、この文字がもたらす「心の浄化」と「前進する力」についてお話ししていきます。
龍体文字『ろ』は、水のように流れる性質を持ち、心に滞った感情や思考をやさしく洗い流してくれるといわれます。
悲しみ、怒り、不安…ずっと心に溜め込んでいた感情に気づき、自然と解放していく力を与えてくれるようです。
僕も、過去の痛みを思い出しながら絵を描くことがあります。
筆やパステルを動かしながら、湧き上がる感情と向き合っていくうちに、心の中の重たい何かがふっと軽くなる瞬間があります。
『ろ』は、そんな内なる対話をサポートしてくれる存在にもなるようです。
この文字を意識することで、あなたはもう「無理に忘れる」必要がなくなるのかもしれません。
ただ「流す」──それだけで、心が少しずつ癒されていくはずです。
トラウマと向き合うことは、時に痛みを伴うかもしれません。
でも、そのプロセスを無理なく進めるためのサポートが、『ろ』には備わっているといわれます。
深く呼吸をしながら、『ろ』の形を心に描いてみてください。
呼吸とともに感情が流れ出し、自分の内側にスペースが生まれていく感覚があるのではないでしょうか。
初期のライブ絵本作品の中で、いじめで傷ついた主人公が「悩み泣いて、前を向いていく」という物語があります。
それは、自分を許し、新しい世界へ向かうための大切なプロセスです。
龍体文字『ろ』は、そんな癒しのストーリーを、あなたの人生の中にも描くきっかけを与えてくれるかもしれません。
今、心のどこかで「変わりたい」「前に進みたい」と感じているなら、龍体文字『ろ』のエネルギーを日々に取り入れてみてはいかがでしょうか。
何かを無理に乗り越えるのではなく、自分のペースで解きほぐしていく。
そんなやさしい前進のエネルギーを、きっと感じることができるはずです。
感情を流し、心を整えたその先には、新しい自分が待っています。
あなたの中にある輝きは、もうすでに未来へ向かって動き出しているのです。