絵本『コロネのおしりはどっち?』がうまれた3つのおはなしです。
僕はパンとケーキを製造販売する、東京は下町の商店で生まれました。
子どもの頃は工場で父や祖父に交じりお手伝いをし、お店の片隅に隠れて母や祖母とお客さんの会話をBGMによく一人で絵を描いていました。
いつも元気な商店街のおじちゃん、おばちゃんたちに「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と可愛がられる中、仕事というのは大人が自分の好きなことや得意なことをする事だと、無意識に感じていました。
今回の絵本はパンとケーキの世界が舞台。この物語は、僕が子どもから大人になる成長過程で、見て感じた世界だったのかもしれません。
小学生の頃は地域柄、児童養護施設から通う同級生や母子家庭の友人たちが数多くいました。
大抵の友だちの家に遊びに行くと大人はいなくて一人でしたが、たまにおばあちゃんや仕事帰りのお母さんと会うと、お菓子を出してくれたりとお世話になったものです。
以前より、お世話になった人たちに何かお返しがしたいと思っていました。今回絵本を出版することで少しのお返しができるのかなと考えています。
僕は20代中盤で、ミュージシャンの夢に挫折。
はじめて目的を見失い、家に引きこもる中、突如パリへ行きました。
その後、3年間で転職を3回繰り返し、やりたいことは見つからず6年間自分探し迷子になります。
そんな中、結婚をし子どもが生まれたことで人生最大の目的を発見したのです。
家族を幸せにすること、自分らしい人生を取り戻すことを見つけた僕は、会社を辞め自分らしい生き方、働き方をデザインしていくことを決めます。
このような経験からうまれた絵本『コロネのおしりはどっち?』ㅤ
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